03.05
秩父鉄道を乗り潰すことを思い立った。
京急から浅草線に直通して押上へ。東武スカイツリーライン、伊勢崎線と乗り継いで羽生駅へ。
秩父鉄道は埼玉県を東西に、羽生から熊谷、秩父の三峰口までを結ぶ80キロくらいのローカル線。石灰石を運ぶ貨物列車などが有名だ。旅客車両は主に大手私鉄の払い下げが使われている。
のどかな田園地帯をゆられること30分、新幹線や高崎線と交差する熊谷に到着。さらに進むと徐々に荒川沿いの谷間に入り、川下りで有名な長瀞を経て、1時間半ほどで秩父の奥である三峰口に至る。レトロな駅舎は関東の駅百選に選ばれているそう。SL用の転車台もあった。
折り返しは西武秩父線への直通便。車内は行楽仕様でとても快適。
西武秩父ではご当地グルメのわらじかつどんをいただく。ボリュームいっぱいで満腹した。
旅の締めは西武鉄道最新鋭の特急ラビュー。ロケットのような車体に足下まで大きく開いた窓。内装はライム色と、まさに現代アートのような車両である。不思議な形の椅子も意外と収まりがよく、快適に移動できた。これで秩父から池袋まで800円しないとは驚きだ。